私はとても言葉を大切にしている。
もはや、愛してると言っても過言ではない。
日本語で表現でき得る言葉のすべて。
言葉と言葉で紡がれる文章、目で見て美しい字の整然さはなお惹かれる。
それが口から発するとなると、その言葉の曖昧性は実に宙に浮くように掴めない。
私自身、話す際の言葉に何時なんどきでも重きを置くことはない。
しかし思考を巡らせて語る時には別である。
対峙する相手に何かを伝えたい時、また相手から何かを引きだしたい時。
そんな私がこのあいだ、ふとした会話のうちで心の潤う言葉を耳にした。
「僕は亜きらさんの事が好きやから、僕を好きにしてね。」
心の底のほうに、一滴の水がぴちゃん、と落ちいく感覚だった。
心が泳ぐようだった。
なんと私の気に入る言葉だったろうか。
上手くこれを言葉で表現できぬことがもどかしい。
相手は私を喜ばせようと考えて言い放ったわけではなく、ただ自分の思いを伝えたかっただけだともよく分かった。
それがまた私に居心地よかった。
これからも私は言葉に病みつきであろう。
▲ゴーリキイの戯曲、どん底より私の好きな場面。
アル中が治せる病院があると勧められたあとの、(物思わしげに。)←の言葉。
アル中のどん底人間の物思わしげな表情や姿までが浮かぶのです。
ではまた。
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