亜きら - 抒情の部屋 -

初めまして。 京都SMクラブ傀儡堂、京都バルバラに所属している亜きらと申します。 素敵な時間と世界を共有しましょう。

2024年02月


彼は言った。
鞭は苦手です。

関係性がはじまって7年であり、そんなことはとうに私は知っている。
わかりきっている。その上で私は鞭をふるっているのである。

私のために身を捧ぐその姿に私は支配欲を満たされる。

痛み、苦しみ、心をさらけだし、身体をズタボロにさせてそれでもまだなお、私を乞い追い求める、そのあなたたちの思いに私は満たされる。


彼は諦めなかった。
私も諦めない。
あなた達がいる限り、私は女王様でいられる。

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思えば昨年の春頃から、それははじまった。
調教旅行を重ね、私に抱かれる前にほんもののちんぽで犯されてみれば?と提案した。

現れたニューハーフお姉さんの詳細は省くとして、いざ挿入された瞬間の、変態女の絶望色した瞳をとっても濃く覚えてる。
また次の瞬間には私に失望されないよう決意した表情したことも。
あぁ私酷いことしてるんだって思えば思うほど楽しくて仕方なかった。

それらを経て、ついに先月。
私は抱きました。
彼女を。
汗ばんだ肌の感触とか呼吸とか、力んだ筋肉の感じ、そういうものが生々しくて脳にきてたよね。
それもよく分かってる。

睡眠不足だったのもたたってか、彼女は茫然自失状態で私の前を後にした。
私は妙に清々しくて、相手の感情が脳に入り込んできたようだった。


おわり。


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なぜSMを求めるのか。なぜ女王様が必要なのか、なぜそれがどこかの彼女または私なのか。

私は思う。己に問う。
なぜ人を縛るのか。
拘束して動くことのできない状態の人間を見て、満たされる。安堵する。
本来ならばそのままずっと眺めていたい。

そしてまた縛られる心地を知っている。
私の手によって縛られたことにより、相手が快楽に身を浸すのならば、それはまた満たされる。

しかし私の答えもあなた達の考えた結果も、すべて後づけであるかもしれない。
ただ行為として完成されているだけで、求める欲求のみが生々しく存在しているのかもしれない。

不条理な暴力も、私のため。殴って蹴って傷つけても、それでもついてくる姿が愛おしい。 
ズタボロになるのは身体に精神ぶちこんでるから。
そこが大事。
私は君臨していたい。
足元にひれ伏していてほしい。




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