亜きら - 抒情の部屋 -

初めまして。 京都SMクラブ傀儡堂、京都バルバラに所属している亜きらと申します。 素敵な時間と世界を共有しましょう。

2023年03月


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これはメイサとキスする私。
多くは語らない。
見た人達に伝わっていればいい。

感情の行方を掴めずにいることが不安になるし、不安要素を放ったまま日常を送れない。私は。
まずとにかく受け止める。
自分の心にすべてを溜めて、水底浚うみたいに抉っていく行為を繰り返してる。
生きてるあいだは。

その代償行為がSMでもあると思っている。
私があなたたちの心を浚う役。


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美しいと言えよ。
そして私に追従する。




お互い色々の思いを綯交ぜにして挑んだ時。
私はこの時を恐らく忘れません。


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誰かの胸にもそうして残る私でありたい。







"思考が終わるところで表現がはじまる"
この言葉はカミュからの引用。

不条理について多くを語る彼の作品は、すべて理解など到底できないけれど、私を惹き寄せる。
言葉の圧、重み。


ここまで下書きで残していたけど、何を書きたかったのか覚えていない。
ただ私はゴドーを待ちながらに代表される、不条理文学と呼ばれるものが好きだ。
カミュ、カフカ、ポール・オースター。

人間の生来のなまっぽさに触れることが好きだからSMを生業としているところもあるし、生きていく過程でおよそ理解の及ばない展開なんていくらでもある。
自らの感情さえ追いつかない心の漂いとか、現実から引き剥がされたような自意識とか、そういう諸々を物語で感じられるといよいよ悲愴感と遣りきれなさによって、実際生きている自分が慰められるのだ。


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SMを通して言えること、私は取り繕ったまま、内面をどろどろに滲みだしてく相手の様を眺めてたい。

おわり。






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