2020年11月
ひとたびは咲きし花、永久に死ぬべし
式日。
驚きの色に染められた倦怠のなかですべてがはじまる。
ににふに。
越えられないもの。
それはもう越えてしまったものの事を言うのかも知れない。
私はもうすぐ33歳になる。
32歳を越える時は一度だけ、33歳を迎える瞬間だけで、そこから後はもう32歳を越える事もまたぐこともできない。
不可逆性の話をしていたのだろうか。
暗い落ち込む話をしていたわけでもない。
ただひとつの事実、あと少しで私がこの世に生を受けて33年になるということ。
長いの?短いの?
そこにあなたはどれだけ関わっていたとして、どれだけ私の一部を知り得てると思ってるの?
幾つもないに決まってる。
自惚れや思い過ごしは嫌い。
私への誕生日プレゼントに悩んだら、これは毎年言ってることなのやけれども図書カードかもしくはステンレスの何かを贈ってください。