亜きら - 抒情の部屋 -

京都SMクラブ傀儡堂、京都バルバラに所属している水無瀬亜きら。 素敵な時間と世界を共有しましょう。

2020年01月

同じ行為のはずなのに、違和感を覚えるときのフラストレーションがきらい。これじゃない、だけど何が妥当なのかわからない。だから暴力的になる事もあるのかもしれない。一方向的な暴力行為。それでいて、甘んじて受容するしかない人達を私は憎まない。 ...

最近なんとはなしに目にし耳にして心に残った音楽の話。▲Dimitri Vegas & Like Mike,Era Istrefi/SelfishのMVhttps://youtu.be/OdTMyWnlSjg鯨が空を泳いでいたらとても美しい、と一度ならず空想したことのある私が思わず涙しかかった映像。現実的にもし起こり得たとしたら、 ...

触れた素材感、着心地、繊細な美しさ。自分だけの満足感に浸れる、他人からは見えないアンダーウェアゆえの美しさに惚れて、私は十代の頃よりランジェリーが好きだ。なぜ変態はピンクを好むのだろう。愛おしさと嘲笑と。もっと、もっと。もっと先へ。 ...

御歳74。年枯れた御仁の、死を背にしょっているかの老いた色気がたまらなく好きだ。麿赤兒しかり、仲代達矢しかり。このたびは田中泯の話である。しかしほんとうにエロティックだったのだ。どうしようもない恐怖、この人は影に同化すると思える不安、仄かな照明でうっすら見 ...

死んだら救われる。そう思って死にいったのか、今ではわかろうはずもないけれど、死んでまで苦しまれたら生きてるこっちがしんどい。いずれ我々もそっちに行く側であるのに、死で別たれるこの違いは死ぬほど大きい。いない事が当たり前になって、たまに思い出すだけになって ...

思い出す。ひとつひとつの感覚、脳内に浮かび上がるそれ。ほんとうに大切なモノは目に見えない、星の王子さまに登場するキツネはそう言った。五官で記憶してるそれらなんて、きっと必要ない。生きていく上で必要ない。 キツネの言う大切なものは、もっと心のなかの話。身体 ...

ランジェリーの言葉の響き。透きわたる鐘の音のようでしょう。私はレースをとてもとても深く愛しています。あの触れたら消え入りそうな繊細な存在。どうかするとすぐに破れてしまう儚い美しさ。女性らしさに見合った美しさだと思っているけれど、そんなランジェリーを愛する ...

体のどこかが欠損している、または著しく残った傷の痕が好きだ。昔から。以前にも書いた記憶があるけれど、はじまりは火の鳥鳳凰編の我王である。片腕しかない我王が、物語の末に、残された片腕までも切り落とされるあの場面がたまらん。息も荒げる。目玉から脳天へ突き抜け ...

呼び合っているな、と感じる時がある。呼応している。そういう感覚が、好きだ。 私は水を途方もなく愛しているし、その理由を幾つか並べ立てる事もできるがそもそも、水から愛されることが無いからこそ愛しているのかも知れない。水のなかにいる。冷たい、胸に滲みる冷たさ ...

新年明けましてオメデトヲゴザイマス。2020年、令和二年も亜きらをどうぞよろしくお願い相申し上げます。して、この時に一年の抱負を掲げる人は多いでしょうけれど。辞めたいのに続けてしまう事と、続けたいのに辞めてしまう事の違いとは一体なんなのか。辞め続ける、行い続 ...

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