亜きら - 抒情の部屋 -

初めまして。 京都SMクラブ傀儡堂、京都バルバラに所属している亜きらと申します。 素敵な時間と世界を共有しましょう。

2019年08月

私はとても言葉を大切にしている。
もはや、愛してると言っても過言ではない。
日本語で表現でき得る言葉のすべて。
言葉と言葉で紡がれる文章、目で見て美しい字の整然さはなお惹かれる。

それが口から発するとなると、その言葉の曖昧性は実に宙に浮くように掴めない。

私自身、話す際の言葉に何時なんどきでも重きを置くことはない。

しかし思考を巡らせて語る時には別である。
対峙する相手に何かを伝えたい時、また相手から何かを引きだしたい時。
  
そんな私がこのあいだ、ふとした会話のうちで心の潤う言葉を耳にした。

「僕は亜きらさんの事が好きやから、僕を好きにしてね。」

心の底のほうに、一滴の水がぴちゃん、と落ちいく感覚だった。
心が泳ぐようだった。

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▲琴美さんに撮ってもらった、オフィーリアごっこしたこの写真のような水々しさ。

なんと私の気に入る言葉だったろうか。
上手くこれを言葉で表現できぬことがもどかしい。

相手は私を喜ばせようと考えて言い放ったわけではなく、ただ自分の思いを伝えたかっただけだともよく分かった。
それがまた私に居心地よかった。    


これからも私は言葉に病みつきであろう。
 

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▲ゴーリキイの戯曲、どん底より私の好きな場面。
アル中が治せる病院があると勧められたあとの、(物思わしげに。)←の言葉。
アル中のどん底人間の物思わしげな表情や姿までが浮かぶのです。


ではまた。


ケイティさんが京都出張中の折り、私のよく知るバカの子とダブルプレイしまちた。

相手はよく知るバカの子なので、私はすっかりケイティ様にお任せして、どんな風にやつが遊ばれるのかを見て楽しんでました。

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ケイティ様が縛ったバカの体にバカな落書きするだけの私と、

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ケイティ様がしばいてる間にセルフィーするだけの私。

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そして縛ったままバカを部屋に捨て置き、ケイティ様と送り火の大文字を楽しみました。
しとやかな話口のケイティ様とのプレイ、見た目とのギャップでやられます。


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さらにケイティ様から、後日私のラブなキティ先輩のハンカチを戴いてハッピー♡


涼しくなったら、ほんとは川とかで縛りたい。


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だんだんと、薄くなっていく酸素を体感していくのは恐怖。
ぎりぎりのところで、その呼吸するさまを見ているのが好き。

目を隠し、縛ったうえで、ビニール袋で覆ってきゅっとする。
あら不思議。ラッピング。まるで大事なプレゼントみたい。

だって壊れたらおしまいだから。
ほんとに大切なものほど壊してきたけれど、何度も繰り返したい楽しみは、壊さない。

きみたちは壊されない。
ある意味で、それほど大したことではないから。

世の中、ほぼ仕方のない事だらけ。
しょうがない、で済まされないことなんて無いに等しい。
起こってしまったことに関しては。

そうならないように行動していたとしても、そうなってしまったのなら、もうそれは仕方のないこと。

二度と同じ結果にならないように、これからへ意識を向けるしかない。

わたしの内側へ向けたエネルギーをじわじわと、どこかへ流さないと、水も滞れば腐ってしまう。


夏は短いと誰が言ったのか。
地獄みたいな暑さのなか落ちる汗とともに、自らの後悔や過ちも流れていけばいいのにね。


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いやらしい話ではないけれど、脳内で至上の気持ちよさを体感する話である。

銭湯。命の湯。心の湯。
随分前にも話したけれど、私は水でイケます。
正確には水のなかで。水中で。

サウナ、もしくはお湯で身体をあたためたあと水風呂に浸ります。
それだけ。
ただただそれだけ。
水に感謝する。
水を愛しいと思えるこの身に感謝する。
神様、ありがとう。

大事なことは、水風呂に浸り続けること。
一定の時間を経ると、身体の感覚が失われる。
胸のあたりがすーっと冷たくなっていき、なぜか頭のてっぺんあたりがぼうっと熱を持つ。
すると、不思議な事に、視界が透明になる。
透明。クリア。あんなに美しい透明でいて青みを帯びた世界、知らない。
(ちなみによく村上龍を好きかと聞かれるが、読んだことない)
どんどん、どんどん見えてくる。
視界が透けて透けて、世界がどんどんよく見える。
水のむこうの自分の肌の白さと、そこに浮く青あざ。

あぁこれ、瞳孔が開いてきてるんだと知る。
キンキン。
冷たい水のなかで私、キンキン。
目を閉じると音までが透明に聞こえる。
そうしてそのうちクラクラしてきます、そうそれは目眩。
ここらでいったんお湯へ移動。

するとどうでしょう。
お湯のなかでも私、ギンギン。
今度は視界が真っ赤っ赤。
熱い。
脳内が熱い。
なのにお腹のあたりが冷たくきりきり。

そしてまた目を閉じる。
水のなかとおなじ、音が透明に耳から脳内へ響く、あれが、あれがとてもすき。
水の流れる音、シャワーから落ちる水の音、人々の所作からでる桶のカコーンという音すら気持ちいい。

気持ちいいのです。

わかりますか?
わからないでしょう、だから私はとても幸せなのです。

おわり。


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