いつかに私は海とセックスしたことがあるとブログに綴った。
それは紛れもない現実の出来事。
そして何度も水が好きだと語っている。
あの音、透明性、形のない感触。
どんな形にもなれるのに触れると感触のない、まさに掴みどころのない存在に神秘性を感じるし、またそういう人間でありたいと思う。
ところで最近、京都へ九月の末に引っ越してきてからこっち、自宅から徒歩数分の距離に銭湯があることから足繁く通っている。
電気風呂で血の流れを良好にし、サウナで代謝を促し、拡がった血管を一気に収縮させるために水風呂に浸る。
その水風呂が、私の脳内をも気持ちよくさせるのだ。どこまでも。
まず水が火照った身体を迎え入れる、冷たさが身体を覆っていく。
ある程度の時間が経過すると、肺のあたりがひゅーーっと冷たくなるのを覚える。
まるで吸う息も吐く息も水の冷たさと同じ感覚になる。
そうなってくると自分が水のなかに在ることがわからなくなってくる、しかし少し身体を動かせば、肌が水に触れていることを思い出す。
浴場の天井高くのぼる湯気を見つめながら、ろ過し続ける水の流れる音を遠く聞く。
頭の後ろっ側で、澄んだ水の流れる光景がずっと続くイメージが消えずに、水と一体化していく感覚になってきて、あぁワタシの脳内が快感にうち震えている。
と、覚ったは数日前。
水で脳内射精余裕です。
自分の頭のなかだけで、はじまり終えるひとつのオナニーって最高でしょ。
ある意味到達し続けるしかないから。
ね、わかるでしょ?
水。水、水。水曜日。水星。