疲れている。
なにかに。
途方もなく、穴を掘り続けた底に埋もれていたい気持ち。

京都の町は嫌いじゃない。
ここに居を移してもうすぐ一年。

電飾ギラギラしていないし夜は暗いし、高い建物がないから閉塞感もない。

けれど、鴨川は少し小さすぎる。
侘びしい。京都の町は。

淀川のあの、十三側の河川敷から眺めやる、遠くに聳える梅田の都市群を見るのが好きだった。

夜の景色。
赤い航空障害灯がまるでロボットの目の光か、怒りのオウムの群れのようで。
広大な夜の淀川は、眠れる獣に思えて、流れの止まって見える硝子のような川面が美しかった。

日中の猥雑さを夜がすべて消しやって、百八十度どこまでも淀川で線引かれたあの光景は、とても私の気質にあっていた。

夜空もまたよく眺められた。
星はぼんやりながらも、大きな夜の空だった。
あの河川敷で流れ星を見た事も一度や二度ばかりじゃない。

なぜこんなにも懐かしく、そして欲しているのだろう。

鴨川に夜、座って眺められる景色は、乏しすぎる。私には。
それだけ。

良いも悪いもない。
大阪の街にいては、自分の存在の孤独感をありありと感じられた。
しかし京都では、すべてが溶け込んでいくよう。

鈍ってしまいそうで怖い。
なんとなく、感覚の生煮えてく恐怖を覚えた或る秋の日。


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ただの郷愁の戯れ言とはわかっている。 
いつもの世迷言。
しかし
気のせい、だと一蹴できようか?




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