先日、母の命日だった。
命日。命の終わる日?
死んだ日と生まれた日と。
よく、
川端康成(1899年(明治32年)6月14日 1972年(昭和47年))
という表記があるけれど、私はこのはじまりと終わりの明確な表現が大好きだ。

これぞ人々の生きた証だ、と。

いつもの通り道。
ふと一角が解体工事の行われている風景など、誰しも目にしたことがあるだろう。
その時、「はて。一体ここには何が建っていたかしら?」
と、考えたことは?
某かの建物ないしは店舗があったことは記憶にあるはずなのに、ぼんやりとさえもフォルムさえもそこに「何が」建っていたのか思い出せない。

そんな人生の終え方を私はしたくない。

永遠に覚えていてほしい、なんて烏滸がましい事は望まない。
「あんなこんな風な建物、あったよね。」
と話してもらえる程度でいい。

ただ忘れられたくない。
母の月命日はいつも忘れるけど。
命日だけはお線香あげる。
そして生まれた日である誕生日は、好物だった桜餅を私が食べる。

思い出すことは忘れないことだと思うから。

いつか死んじゃうから。
私の好きなもの、覚えていてね。


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△私の右足のタトゥー。この海月ちゃんの上に、ひっそりと私だけがわかるように母の命日を彫ってる。内緒。


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