亜きら - 抒情の部屋 -

初めまして。 京都SMクラブ傀儡堂、京都バルバラに所属している亜きらと申します。 素敵な時間と世界を共有しましょう。

2020年05月


お身体お変わりないかしら。
私は私のままでいます。
 
さて。

侍らせたい。
最近侍らせたくて仕方ない。

せめて三人は私にぶらさがるように存在していてほしい。

集合かけたら集まってくれる者達、いるかしら。


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条件は、紳士的であること。
私は横柄です。




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私にはなんにもない。
なんにもないです。
視覚的に有してると確実に言えるのは猫三匹。
猫が三匹。

でもそれって私の内部にあるものじゃない。

なんにもない、ちっぽけな自分だっと思えば思うほど、この私とどうにか関係性を保持するものたちを愛しく思う。

夜の世迷言。


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私にはビニールを愛する理由がある。
保育園児だった頃、赤ん坊のいとこがいたの。
首は座ってたけど話せはしない年頃の。
隣にいた、その赤ん坊にビニール袋を被せた。
イヤイヤする仕草が可愛くて、ほんとうに可愛いくて私は喜んだ。

そこへいとこの母親が現れ、人非人へ向けるかの視線でもって私を非難し場面は終了する、ここまでが大事な記憶。

いけない事を未だに他人様へ行う、これがきっと私のビニールを使用した呼吸管理を愛する理由。

表情がうっすら見えないと意味がない、恐怖と期待と苦悶との顔色がだんだん呼気で白く曇っていく様子が、文学的でとてもすき。

「今、どんな気持ち?」
  


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極端に眠り続ける、という行為が下手である。わたくし亜きら。

ずっと若い頃は大体眠る行為それが苦手だった。
眠ろうとするあの瞬間が苦手だった、怖かった。
目を瞑り、暗い暗い内側へ向かっていくことが。

意識を失くすようにぽとんっと穴へ落ちるように入眠するのが最も望ましかった。
電気を点けたまま、音楽をタイマーで切れるようセットしてかけたまま。

それが今では豆電球すら必要なく、きちんと真夜中にベッドで睡眠できるほどに成長したのだ。
誰か褒め称えるべきである。
しかし如何せん眠り続けられない。
ふと目を覚ますと二時間ほどしか経っていない。
ベッドからおり、煙草を吸ってしまう。
そしてソファで眠りに落ちる。

ソファで四時間ほど眠れる時がある。
しめたものだ。

あぁほんに眠りというものは贅沢だな。
夢を見るなんて、なんと素敵な脳の構造だろう。
しかして自分の目で見たことのないものは夢に見ない。
脳内で描きようがないのだから、これは真理である。

さて、私を夢に見たことはあるのあなた?


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透明感のある青も深い青もすき。
水の色だから。





どうなの?
わかってるの?

欲しいと強く望むその思いを、私に愛される為に必要な耐えうる行為へと昇華させなさいよ。

世の中は等価交換。

手にしたいものがあるならば、何かを耐えねばならない。
又は何かを差し出さねばならない。

私は意地悪なお姫様の国の人間なので、かぐや姫のようなああいう途方もない我が儘とう名の無理難題を突きつけ続けたい。
困り果てる誰かや、必死に探しだそうとする誰かを永遠に眺めてたい。


25


空想的に生きてたい。
超現実が鬱陶しい時は。

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生きてますか?
息続いてますか?
溺れそうに喘ぎながらも水のなかを必死に生きましょうね。

39


さて、夜のおさんぽをしていると時に陥る錯覚のお話。
足を踏み出しまた一歩踏み出し、きちんと地に足つけてしっかと歩いているはずなのに
どんどん底へ沈んでいきそうになるのです。
感覚を失う変な恐怖、息苦しい、まことに息苦しい。
生きていくのは苦しい。
この地上で生きていくことは。

そしてふっと見上げる夜の空、高く天辺に位する月に安心する。
自分はちっぽけな、全くもってちっぽけな存在なんだと改めて認識する。

どう生きたって自分はこの地球の長く続く時間のうちの一粒、ただの粒子なんだっと思えばどうにだってなれる。

そして今ある私の十の手のゆびで掴めるものたちを愛おしく思うし、私へ放射線状に送られるあなたたちの感情に一時酔いしれる。

自ら心打たれようとする衝動に襲われる時がある、何かへ身を擲つ時が。
あなた達にはよくわかるでしょう。

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何かを忘れていきそう。
でも、忘れたからってなんだっていうの?

ずっと忘れられずに記憶し続ける事も、いとも容易く忘れてしまう事も、どちらも愚かだわ。

だけれどどちらも生きていく上で必要。

忘れたい事と忘れたくない事。
忘れる事と忘れない事。
 
見失いそうになったら殴ってあげる。
いいよね、きっかけを与えて貰うという行為は。

私は忘れる、一瞬で。


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▲manimaniumちゃん撮影



思いを増殖させ続けてなきゃ、許さん。




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命は潰えて、命はまたはじまる。
廻っている。

私の水槽の魚が一匹死んでしまった。
グラスキャット。
体が透明の、ナマズ科のとてもクールな魚だった。
2年程私の水槽の世界に存在してくれていたであろう。
だって、ほんとうに、私の水槽は私の手によって操作されるものだから、私が神様と言っても過言ではない。

悲しかった。単純に命が終わったこと。
そして私がその命を終わらせてしまった原因は何かと落ち込んだ。

そのすぐ後で、オレンジチェリーシュリンプの産まれたての稚エビの存在を見つけた。
さらに抱卵している個体が何匹も。

救われた。安堵というべきか。
輪廻転生とかそういう話でなくて、こうして死んで産まれてずっと命は続いていくんだなっと久しぶりに感じたのだった。

それだけ。


ずっと時間はある、と
まるで引出しに隠したたくさんのラムネのように、まだまだ時間は数あると信じこんでいた。
目で確かめながらひとつずつラムネを口にして。

唇が食べた一粒、失われた一秒、ここまでこれない誰かの時間。

無常。

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▲東學さんによるボディペイント。四年前かしら。


感情が。無ければ。一切の感情が無ければ私はまるで何もできない。
なにも無いとなにも出来やしない。なにひとつ。

何も生むことができない。
衝き動かされる何かがないと。
嫉妬でも独占欲でも怒りでもいい。

だって、私のこと好きって言ったでしょ?







34

過去のある記憶。
ベッドで頭痛に優しく殺されそうに微睡み続け、思い出していたこと。
そのお話。
一つの集団生活に属していた、十代の終わり。

女子だけで構成されたそのクラスには、突発的に過呼吸発作を起こす生徒がいた。

いかにも詐病に見えたけれど、苦しそうな様相を呈する姿を放っておけるはずもない。

先生の立場である方々は、その生徒の発作が起きると女生徒を別室に隔離した。

ある時偶然に、扉の硝子越しに覗き見えた光景。
床で喘ぐ彼女を、腰掛け腕を組み無造作に見下ろす先生の姿。
一つの言葉もかけない。
ただ発作がおさまるのを待っている。

私にはとても扇情的に思えてならなかった。
広い教室に、転がる女生徒と監視する先生。
いや実際には先生は、女生徒を見るともなく見下ろす仕草を行為として完結していたように思える。

その場面が、その瞬間からまるで時を止めたかに私の脳内に念写されている。

長い黒髪をひとつに束ね、細身の体と顔つきその全身から厳しさがびりびりと空気を震わすように伝わる先生だった。

その実私も、縛った相手を床に転がしたまま放っておくのがとても悦なのだ。私自身における悦。

相手から何か訴えかけがあるまでじっと待ち続ける時間。

静かさ、白い時間、冷んやりした空気。
目を視線を奪われる光景の、心臓を刺す高鳴り。

教室が恋しいのは何故だろう。


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まだまだSM行為を自由にできる日々は遠そうに。

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自分を失えない今、
この日々を耐えてこそ、身を委ね自由をこちらへ明け渡して不自由さえ覚えたとき、初めて心の自由を得られる。
なーーーんちってね。
それっぽく言葉を並べるとそれっぽく受け取れるでしょう?
だって、私の言葉ですもの。
あぁ だから言葉って好き。

    




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