亜きら - 抒情の部屋 -

初めまして。 京都SMクラブ傀儡堂、京都バルバラに所属している亜きらと申します。 素敵な時間と世界を共有しましょう。

2019年07月


夏の変態三連発。
みんな違ってみんないい。


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私は、私を好きでいて欲しいし、それを伝えてほしい。
精神と身体と魂と感情と切なさと心強さと。

ファンタジーとすれば私がいなくなったら狂ってしまうくらいのほどに、背筋から脳みそ震える喜びを覚えるけれど
現実的に言えばそれは鬱陶しい。

それほどの思いがあるフリでいい。
恐らく。

私の手と指は誰かの為にあるわけじゃない。
何もかもを望まれる事も厭う。

欲しいなら願えばいい。
何かを差し出しながら願えばいい。
等価交換の世の中ゆえに。

何かを得るためには何かを失わなければ、成り立たない。
私の世界は。





夜の星をずっと見ているのがすきだ。
夜景と呼ばれる、人工的なキラキラは時に眩しすぎるから。

大阪に住んでいる時に眺めていた、淀川のむこうに聳える梅田の高層ビル群の赤い航空障害灯は嫌いじゃなかったけれど。
高層ビルの上方で赤くチカチカと点滅するあの様が、まるで巨大なロボットたちの呼吸する姿に見えて、とても絵本的な心穏やかな気持ちを得られていた。

何を言ってるかわからないと思うが、私の心の遊園地の話だ。意味はない。

私の家にはベランダがない。
家にいながらにして、星を眺めるということが非常に難しい。

しかし私は知っている。
見ることが叶わぬとて、自分の頭上にはいつも変わらず星があると。

当たり前のこと。
恥ずかしながら、私がその当然の事実に思い当たったのは二十歳の時だった。

見えなくてもそこにはあると気づいたとき、安堵した。

きっとそんなようなことは、日々の生活のなかで少なからずあるでせう。


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湿度の高い世迷い言。





呼吸管理はすきです。
息苦しそうな姿は興奮に値する。

それを好む私の原点とは、もはや五才ほどの少女だった頃に遡る。

何も知らなかったし、何の悪意もなかった。
ただ従姉妹に、一才くらいの乳児に近かった彼女に、スーパーのビニール袋を頭から被せた事は覚えてる。
きっと遊んであげてる感覚だったし、苦しそうにしてる姿が喜んでる風にも見えていたのかもしれない。

とにかく私は笑った。
そしてそのすぐ後で叔母に、人非人を見るような目つきでもって突き飛ばされた。
今思えば当然なんだけれども、当時の少女だった私は色々な衝撃に愕然とした。

それから私が叔母からどのような扱いを受け続けたかは、想像するに容易いであろう。

それはさておき。
こんなような話。
呼吸管理を行う際に、悪いことをしている感覚、が恐らく興奮材料として私の底流をなしている。

ぞくぞくする。
見つかってはいけない、とか。
そういうもの。
かも知れない。


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▲これは金玉を握っている姿。


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▲これは落ちた瞬間の姿。



少し胸の裡がすっきりした夜。


時の流れを体のうちで感じているか。
まるでガランドウのように思うこの胸でさえ、まだ去年の夏を覚えてる。

心がどこにあるか、脳のなかなのか胸の奥なのか、未だ科学の力を持ってしても解明していない事を私は幸福に思う。

すべてが分かってしまっては、世界がなんともつまらんくなるに決まってる。


もしかしたらこうなのかもしれない、ああなのかもしれない、と、頭のなかで想像できる余地を残していてほしい。

にんげん同士の関係性であっても、そういう要素はあって然るべき。
すべて解ろうとしたり、解らせようとするのは野暮なんだろうと思う。

思うのに欲しがってしまうばかりのこの世と人とは、ほんに変態ばかりよ。
私含めて。

去年の夏、苦しんだ。
狂うかと思うほど。
またあの暑さでもって脳内溶かしにかかられては、私の精神がもたん。
そうなったときには、誰か身と心を持って私を救ってくれ。


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水面がゆらゆら揺れて反射する肌、エロス。このきらきらを水底から見上げたいともまた思う。

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