亜きら - 抒情の部屋 -

初めまして。 京都SMクラブ傀儡堂、京都バルバラに所属している亜きらと申します。 素敵な時間と世界を共有しましょう。

2019年05月


今夜も今夜とて草野マサムネに胸焦がしながら言葉をつらつらと。
私の文章を好きだと言ってくれる人たちが少しでもいる事が幸い。
理解を強要することはしない。絶対に。

たまに指摘されるのが、文章から想像する人物像と実際の私には差があるらしい。

しかして、私の人物像とは。 

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▲これだってわたし。

▼これだってわたし。
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と、まぁ最近かなり熱量のあるお手紙を戴きまして。
私への思い、と言うよりは、私の感性に対峙したその人の感性で言葉が綴られていて非常に面白かった。

何より、私の大好きな映画、エゴンシーレ死と乙女を鑑賞し、さらにその感想を添えてくれていたのがひどく嬉しかった。

しかし時に、誰かの日々や思考に私が影響していると考えると怖くなるときがある。

私など取るに足らない存在だっと思えていないと宇宙と神様が怖くなるから。
この地球に生かされている、
(長くなるから割愛するけど)すべてのループに連なる一個だに過ぎない、と思っていたい。

ただそんな私のささやかな発信を受信してくれる人々を私は嫌わない。決して。

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Thank you 



てんとう虫のサンバが死ぬくらい好きなんだけど、これを聴くと、ひとりぼっちになる前に死ななくっちゃ。
と、思わせられる。
幸せなうちに。

森の教会で鳥や虫たちに祝福されながら、二人っきりで結婚式をあげたとして
その最後に私は突然死するくらいに幸せだろうっと想像しながらこの曲を聴く。

乙女であろう。
全く結婚する予定もなければ、結婚に夢を抱いてるわけでもないけれど、森の結婚式にはロマンを見ている。

子どもの頃に、雲や天井の染みを色々な顔に見立ててはたくさんの物語を頭のなかで描く脳内一人遊びをずっとしていたからか、あたまのなかが本当にゆうえんち。

私は自分の内面世界を嫌わない。
この世界のなかだけで生きていたかったけど、それでは全うな人間社会から疎外されると知ってからは、他者の内面世界との触れあいを良しとして生きている。
つもり。

これをアウトプットする手段として、絵や音楽や某かのクリエイティブな行為を選べる人々が時に羨ましい。
憎悪に似た気持ちでもって。

私にはそれが叶わず、こうして言葉を落とすしかない。

SMは性の解放であるがゆえに、私の内面世界を通した一種のアウトプットと言えば言えなくもないけれど、そこまで重きを置いてはいない。
ただ楽しければよい。お互いに。

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↑精子にも似た水滴の散る、それがこの二枚の写真が好きな理由。





初夏の風感じる肌に心地よい季節ですね。
心にも。
新緑と青空の色彩のコントラストは、見ていてとても気持ちが良いです。

しかしそれとは裏腹に、明るい、明るすぎる青空を目に映せば映すほどに、自分の内側で暗ずむ何かを抱く、そういう生き物が私。

過去を引きずるとよく言うけれど、私は過去に引きずられている。
そんな思いでずっと生きてきたものの、ここしばらくはそれが、過去を内包した現在を歩けていたのだ。

ところが、ふとした時に不覚にも思い出される何かのいつかの瞬間。
即座に過去の自分と映像が戻ってきて、まるでそこにいると感情さえ生々しく甦って感傷に凭れる。
あぁ面倒なことこの上ない己。

内包されたはずのものが、澱か埋火のように残ったままでいるんだろうな。
誰にでもある事であろう。

しかもそれは悲しみばかりじゃなく嬉しい感情にも等しく起こり得る。

あの時の感動をもう一度、ではないが、再び経験できる思い出、とすれば悪いばかりじゃないかもな。

そんな風にいつも、景色や匂いや街音や群衆を感じながら歩いてる。

夜の散歩を久しくしてないな。
煩雑な街でこそ誰もいない夜の道をひとり歩くことの意味が見いだされると言うもの。
元より静かな街である京都では、ただ風情ある夜の散歩に成りかねぬ。

自分の存在が浮き立ちすぎる。
たまにそんな気分にさせてくれるから嫌いじゃないよ京都は。

まだまだ出会えてない縁があるだろうに、私はしばらくここにいます。


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約束しなくても会えるよ、という魔法のコトバを私は信じていたい派。

5月12日から14日まで東京に行きます。
12日と13日は予定が埋まってるのやけども、14日はプレイ受付いたしますわ。

私に直接連絡戴くか、傀儡堂までお問い合わせあれ。

クリムト展に行くのがいちばんの目的。
そして我が妹の働く六本木ドルチェにも遊びに行くつもり。
初めて。

一緒にドルチェ行きたいなんてお人も、連絡くださいな。

東京は怖いところやけども、意外に自然が多いし、東京に行くまでの新幹線からの眺めで私は脳内射精できるから。

いやまだ水田の景色には早いから、射精までは行かないかな。
しかし長浜のFUJITECが私を待ってるのだ。
FUJITECの研究棟を見られればそれだけでも幸せ。


今の私は申し訳ないくらいに自分の外観を好きになれない。
もちろん努力はしている。
まだまだ足りぬのだ。それだけ。
私を求める人がいなくなったとしても、私だけは自分を見捨ててはいけないと思って生きてるからこそ、
自分の内面性とそれを映す外界は愛しているかもしれない。

どうせ死ぬときには、何も持たず死ぬものだから。
私は棺桶に入るときには、タトゥーを纏った裸のままでいたい。


そんな初夏の真夜中。




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