老けた草野マサムネがかっこよすぎて自我を失いかけた。
素晴らしい歳の重ね方、
そして命の削り方。
いずれ命あるものは終わる。
形あるものは崩れる。
根っこさえあれば生き続けられる植物が羨ましかったけれど、
死してなお朽ち木として在る木々はもはや恐ろしい。
いつか死んじゃうから。
今あるものも今いる場所も今見えてるものも、明日には変わり得なかったとて、十年後にはすべて消滅しているかもしれない。
自分さえ。
信じられる?
私はそれらを理解できないから、今を信じようと必死でいる。
今あることすべてを忘れないでいたい。
できるだけ。
ちょっぴりでもおおく。
記憶力すこぶる悪いし、嫌な事ばかりでなく嬉しい事も擦りきれてくとわかってるから。
誰かの記憶の底にいられたらそれでいいのにな。
残暑もやわらぎ、一雨ごとに涼しくなって参りました。
そんな時候の挨拶がとてもすき。
秋がすきだからまだ来ないでほしい。
訪れたら、終わっちゃうから。
一日が終わると季節がすすむ。
そうでしょう?
いま、なにができるか。なにをするか。