亜きら - 抒情の部屋 -

初めまして。 京都SMクラブ傀儡堂、京都バルバラに所属している亜きらと申します。 素敵な時間と世界を共有しましょう。


触れた素材感、着心地、繊細な美しさ。
自分だけの満足感に浸れる、他人からは見えないアンダーウェアゆえの美しさに惚れて、私は十代の頃よりランジェリーが好きだ。



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なぜ変態はピンクを好むのだろう。
愛おしさと嘲笑と。


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もっと、もっと。
もっと先へ。






御歳74。
年枯れた御仁の、死を背にしょっているかの老いた色気がたまらなく好きだ。
麿赤兒しかり、仲代達矢しかり。

このたびは田中の話である。
しかしほんとうにエロティックだったのだ。
どうしようもない恐怖、この人は影に同化すると思える不安、仄かな照明でうっすら見えるあれは手だとわかった瞬間の怖さ。
怯懦。
だけどずっと体の内側が熱くて、脊髄あたりが熱をもってるみたいで、寒気は一つもしなかった。
その後の優しい音楽で真剣に恋をした。

ただずっと左片隅は真っ暗なままで、そこへ目を向ければまたあの人は消え入りそうだった。

中心がずれていく。

この衝動をどうしたらいいの。
胸を衝く。
久々にそんな感覚に陥った、とても愛しい。


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こんなものは書き殴りだ。
衝動をどうにかしないと、私の頭が脳内が断線しそうなだけだ。

枯れ死んだ木に畏怖の念を抱く気持ちと似ているかもしれない。
どうしてすでに死んでしまっているのに、もう死んでしまった姿で世界に存在しているのかがいつもわからなくて怖くて、敬う思い以外沸き上がらない。


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雪でも降れば感傷に浸れるのにな。


死んだら救われる。
そう思って死にいったのか、今ではわかろうはずもないけれど、死んでまで苦しまれたら生きてるこっちがしんどい。

いずれ我々もそっちに行く側であるのに、死で別たれるこの違いは死ぬほど大きい。

いない事が当たり前になって、たまに思い出すだけになっていって、死んだ日に涙する。

馬鹿みたい。

自分が死んだら忘れられるのが怖いのじゃない。
ただただ全てが終わることが怖いだけ。


それでも生まれくるときには勝手に生まれさせられてきたのだから、やはり死は自分で選びたい。


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思い出す。
ひとつひとつの感覚、脳内に浮かび上がるそれ。

ほんとうに大切なモノは目に見えない、星の王子さまに登場するキツネはそう言った。

五官で記憶してるそれらなんて、きっと必要ない。
生きていく上で必要ない。 

キツネの言う大切なものは、もっと心のなかの話。

身体の記憶が脳に連動しても、心豊かにするとは限らないかもしれないじゃない。

知らないよ。


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私は忘れる。









ランジェリーの言葉の響き。
透きわたる鐘の音のようでしょう。
私はレースをとてもとても深く愛しています。
あの触れたら消え入りそうな繊細な存在。
どうかするとすぐに破れてしまう儚い美しさ。

女性らしさに見合った美しさだと思っているけれど、そんなランジェリーを愛する変態の彼と先日遊びました。


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▲私の身につけたランジェリーはイタリアのLa Perlaのもの。
レースと言えばフランスとイタリアですもの。

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女装趣味として女性用下着を着用する変態はままいるけれど、レースを理解したランジェリーフェチの人間は珍しく思えたし、嬉しくもあったというお話。






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